いぶログ

12才になりました。いぶきと私と夫の徒然日記。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/--(--) --:--:-- | スポンサー広告 | Trackback(-) | Comment(-)
いぶきとたんぽぽさんのお話
200904161いぶきからのお土産


ある日、いぶきは
お散歩中にたんぽぽさんを見つけました。












200904162いぶきからのお土産

「・・・」

何事かを考えているいぶき。

しばらくすると
いぶきは言いました。
















200904163いぶきからのお土産

「夫、よさげなたんぽぽさんを1本、いぶきままへのお土産にしましょう」

いぶきは暑くて早く帰りたいのをガマンして
夫と一緒に一番きれいなたんぽぽを見つけると
「たんぽぽさん、お家に一緒に来てくれますか」 とお願いしました。

するとたんぽぽさんは
「私でお役に立つなら・・・そのかわり
なんだか怖そうな夫さんの手で運ばれるより
いぶきさん、あなたに運ばれてお家へ行きたいわ」 と言いました。

いぶきは考えました。
「僕は夫みたいに手に持って歩くことができない。
どうしたらいいんだろう・・・」

そしていぶきは思いついたのです。

















200904164いぶきからのお土産


「ではたんぽぽさん、僕の背中にどうぞ。
僕の背中は毛がふかふかで
とっても気持ちいいですよ」

たんぽぽさんはいぶきの背中から
いつもは見れない遠くの景色を見ることができて
とっても嬉しそうにしています。




















200904165いぶきからのお土産

「たんぽぽさん、もうすぐお家ですからね」

いぶきは途中、3階のお家を2階と間違えて
ダックスのワンコに吠えられましたが
なんとかお家へたどり着くことができました。

そして・・・















200904166いぶきからのお土産

「いぶきまま、たんぽぽさんですよ・・・あ!」

いぶきは自分の背中からおろしたたんぽぽさんが
あまりに元気がなさそうに見えたので
とても驚きました。
「あぁ、こんなことなら
あのままあの場所で、咲かせていた方がよかった」 と
悲しい気持ちになりました。

けれどたんぽぽさんは言いました。
「私はあの場所で仲間と一緒に咲いていて
寂しいと思ったことはありませんでした。
でもいつか、遠くの世界を見てみたいとも思っていました。
たんぽぽも大人になると綿毛になって
遠くへ行けるんだよって仲間が教えてくれたけれど
私はもっと早く
遠くの世界を見たいと思っていました。
私は今日、いぶきさんの背中から
私の知らない人を見
私の知らないものを見て
とても幸せでした。
だからありがとう。
いぶきさんに会えて
私はとてもうれしかった。
そして私は、その記憶を持って
春の土の上に帰ります」

















200904167いぶきからのお土産

「こんなに元気がなさそうに見えるけれど
たんぽぽさん、大丈夫?」

「大丈夫。私達植物は
命をつないで、いい記憶ををつないで
ちゃんと新しい命の中に
生き続けることができるのだから」

たんぽぽさんはそう言って
いぶき家のベランダから
はらはらと、まるで小鳥が舞うように楽しげに
地面へと下りていきました。

いぶきはそれを眺めながら
「来年、僕は11歳になっているけれど
きっと元気で、またたんぽぽさんに会おう」
と思ったのでした。

星おしまい星


にほんブログ村 犬ブログ ラブラドールへ
にほんブログ村 犬ブログ ラブラドールへ

スポンサーサイト
Comment
≪この記事へのコメント≫
おひさしぶりんこです☆
いいお話ですぅ~。。。
うっかり、ホロってきちゃいました。。

いぶきままさん、才能ありですよ!!
もっと色々なバージョンを聞きたい!

その後のタンポポは
シャッキーーンって復活したのかな??
2009/04/16(木) 12:28:30 | URL | alice #/VScFFd2[ 編集]
aliceさんへ
いぶきがたんぽぽを持って帰ってくれて
なんとなくその姿と
あとで写真を見ていて
思いついたことを
つらつらと書いてみました。
なのでまさか褒めていただけるとは
まったく思っていなかったので
嬉しいやらびっくりやら(笑)

また何か思いついたら
つらつら書いてみたいと思います。
そのためにもまた
いぶきからインスピレーションを
もらわなくっちゃ(笑)

その後のたんぽぽさんですが
シャッキーーンとは復活しませんでした(泣)
とても暑い日だったので
もうお家に着いたところで
こんな状態で。
だからよけいに、こんなお話を作って
たんぽぽさんの存在を
残しておきたいなぁと思って書きました。
お花の一生は短いけれど
それでおしまいんじゃないんだって
なんとなくそういう気持ちをこめて。

2009/04/16(木) 15:36:04 | URL | いぶきまま #-[ 編集]
なぜでしょう?
涙が出てしまいました。
(不覚じゃ。)

きっと、ふだんのいぶきママさんを知っているからだと思うんです。

また来年、会えるよね。
2009/04/16(木) 18:24:38 | URL | saku #-[ 編集]
パチパチパチパチ・・・・(拍手)(*^_^*)
あ~良かった。たんぽぽさん素敵。
いぶきくんも、可愛いぃ。
とってもあったか~い気持ちになれました❤
いぶきくん、たんぽぽさん ありがとう ♪
いぶきままさん、本気で童話やってみたらどうですー?
またいぶきくんのお話し聞かせて下さいね…☆
2009/04/16(木) 18:53:27 | URL | みほっち&花丸 #hkjhWKO2[ 編集]
うわ~ 春のお話ですね
いぶき君とママの様子が伝わってくるようなそんな優しい絵本を読んでいるような気持ちになれました。
有難うございました。
2009/04/16(木) 18:57:54 | URL | 金太郎の母 #-[ 編集]
道端のたんぽぽさんに春のそよ風が囁きました。「ぽっかぽかを届けに行くのよ・・・」
たんぽぽさんはいぶき号の背中の上で「どこに行くのかしら・・」と、ちょっぴり不安でした。でもいぶき号の背中があまりにもフワフワで、そして何だか自分より暖かく、ついうとうとしてしまいました。
「お帰り~いぶき!」
その声にたんぽぽさんは目を覚ましました。
「どこに来たのかしら?」
キョロキョロしていると、優しい女の人の手がいぶき号から床に下ろしてくれました。
「ぽっかぽかをお届けするおうちに着いたんだ」たんぽぽさんは気がつきました。
「いぶきありがとう~」
「いぶきよく運んできたな~」
暖かい声が聞こえます。ぽっかぽかを届けにきたはずなのに、なぜかその声を聞いたら自分の方がぽっかぽかになってしまいました。
いぶき号が小さく言いました。「ぼくのママだよ。優しそうでしょ?本当は夫も優しいよ。ぼくの家はぽっかぽかだよ」
それを聞いてたんぽぽさんは安心して、迎えに来たそよ風さんと外に飛んでいきました。
振り返るとベランダに黄色い春色のハート・・
たんぽぽさんは「いぶき号ありがとう」小さくそう言って、またぽっかぽかをお届けに別の場所に行くことにしました。

勝手に続き作っちゃいました。いぶきままのテーマにあって無かったらごめんなさい。
2009/04/17(金) 07:52:19 | URL | すーぴー #V/sZ//7.[ 編集]
sakuさんへ
いろいろ大変なことはあるけれど
大変なことがあるからこそ
毎日の生活の中で
すてきなことを見つけて喜んだり
ほっとしたり
そういうことが今の私を
支えてくれているように思います。
いぶきはもちろんですが
植物や空や、風や海とか
自然にもいっぱい助けてもらいながら
辛抱が必要なら辛抱を
勇気が必要なときは勇気を
自分の中で作っていきたいな、と思う
今日この頃です。
2009/04/17(金) 11:52:33 | URL | いぶきまま #-[ 編集]
みほっち&花丸さんへ
お褒めの言葉
それからとってもかわいらしい顔文字!
ありがとうございます。

いぶきが背中にたんぽぽぽさんを乗せて
帰ってきたときの
なんだかほんわかした気持ちを込めて
書いてみました。
命はそこで終わってしまうものじゃなくて
ずっと続いていくものっていう気持ちも込めて。

またいぶきが何か思いつかせてくれたら(←他力(笑))
つらつら書いてみたいと思います。
2009/04/17(金) 11:55:18 | URL | いぶきまま #-[ 編集]
金太郎の母さんへ
いえいえ、こちらこそ
毎回、金太郎の母の母さんの
お優しいコメントに
すてきな気持ちをいただいていますので
お礼を申し上げないといけないのは
私の方です。

10年と言えば
生まれたばかりの子が
10才、小学4年生になる年齢と思うと
あっと言う間ではありますが
長い時間だなぁと
その時間をいぶきと今日まで過ごせたことは
本当に私にとって
幸運なことだと思っています。
いぶきままと言いながら
本当はいぶきの方が
ママみたいな私たちですが(苦笑)
これからますますまったりと(笑)
いぶきがいぶきらしく
過ごせるように
そっと寄り添って暮らしていけたらいいなぁと
思っています。
2009/04/17(金) 11:59:24 | URL | いぶきまま #-[ 編集]
すーぴーさんへ
すてきなお話ですー。
感動してしまいました。
私のお話より
断然すてきで
優しさがいっぱいこもっていて
本当にぽっかぽかな気持ちをいただきました。
ありがとうございます。

すーぴーさんの描いて下さったいぶき家
まさに私の理想のお家です。
穏やかで、平和でみんなが優しくって
そういう人から語られる言葉は
愛情に満ちていて
聞いているだけでぽっかぽかになれる。
そんなお家、家庭であれたらいいなぁと思います。

すーぴーさんのお話にタイトルをつけると
やっぱり「ぽっかぽか」 でしょうか。
夫が帰ったらぜひぜひ読ませたいと思います。

黄色い春色のハート・・
ぽっかぽかをお届けに別の場所に行く・・
このあたりが特にお気に入りです。
私に絵心があったら
すーぴーさんのお話に絵を描きたいくらいですが
信じられないくらいに私は絵が下手なもので(苦笑)
せめて心の中だけでも絵を描いて
すーぴーさんのお話を
いつまでも覚えていようと思います。

すてきなお話を
ありがとうございました。
2009/04/17(金) 12:06:57 | URL | いぶきまま #-[ 編集]
はじめまして
はじめましてコメントさせていただきます。いつも拝見させていただいております。おっとりとしたいぶきさんと素敵なご家族だなぁと陰ながら応援しています。今日の素敵なお話とコメント欄のすーぴーさんの続編に思わずコメントさせていただきました。私もラブを飼っていましたが、つい最近13歳で見送りました。犬との暮らしは素敵ですね?

お話を読んで、久しぶりに心がホッと温かくなりました。
いぶきさんがゆっくり穏やかに年を重ねていきますよう、お祈りしております。
いぶきママさんものんびりとブログを続けてくださいね?
これからも楽しみにしています。
2009/04/17(金) 20:08:46 | URL | らと母 #-[ 編集]
らと母さんへ
はじめまして。
いぶログに遊びに来ていただいて
いたんですね。
いぶきがつないでくれたご縁に
心から感謝です。

最近、ラブちゃん
お名前はらとくん、らとちゃんかな? を
お見送りされたそうで
お寂しいでしょうね。
私が想像したところで
とても及ばないことと思います。
ただただお見送りしたワンコと
らと母さんとの思い出を想像して
いっぱい笑ったことや
たまに困ったちゃんだったことや
誰よりも心強い目でそばにいてくれたこと
そんなことを思って
私も、らと母さんのもとから
虹の橋(ワンコはこの世での生を終えると
そこを渡って、橋の向こうから
こちらを見守っていてくれるのだそうです)を渡っていった
とても愛されたワンコのいたことを
覚えていますね。
そしていつか、いぶきも年をとって
もういっぱい生きたからそろそろ行くよって
虹の橋を渡る日がきたら
とっても道に迷いそうなおっとりいぶきなので
らと母さんのお家のワンコとお友達になって
虹の橋の向こうの、幸せなワンコの国へちゃんとたどり着き
若々しいカラダに戻って
走ったり、遊んだり
幸せに暮らしてほしいと願っています。
それまでは、私と夫
そしていぶきに与えられた神様がくれた大切な時間。
いろんなことがあって
時々たいへんだぁ、もうイヤだなぁとか
思ってしまうこともあるけれど
いぶきのためにも
頑張りたい気持ちでいっぱいです。

ごめんなさい、長くなってしまいました。
私の気持ち、虹の橋の向こうにいる
そして時々、らと母さんのそばにきて
元気のない顔をしていると
心配したり、カラダは見えないけれど
そっと寄り添ったりしている
らと母さんのお家のワンコに届いたらうれしいです。

2009/04/18(土) 14:12:11 | URL | いぶきまま #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
Secret: 管理者にだけ表示を許可する
 
Trackback
この記事のトラックバックURL
≪この記事へのトラックバック≫
Designed by aykm.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。